日本で建築の設計・監理に関する資格として建築士制度があります。 建築士制度は、制定から60年以上が経過し、様々な問題点が出てきています。 例えば、約8割は実際には設計・監理の仕事をしていないため、 依頼者や利用者のますます多様化する要望などに応えられるだけの 能力をもった者は数少ないと言われています。 当会では会員に継続職能研修を課し、その能力の維持・発展に努め、 書式の制定などを通じて業務を支援し・適正化に努めるとともに、 消費者保護を目的に、「登録建築家」制度を策定し、 真に設計・監理を遂行する能力と倫理を持つ者に資格を付与し、 その情報公開を行っています。 また、建築相談や設計者選定の支援などの市民サービスを行っています。 その他、社会貢献活動を基本として、主に次のような活動を行っています。 1)建築関係社会システムの改善に向けた調査・研究・提言活動（関連法規の改正等への提言他） 2)建築文化の普及活動（顕彰・出版・近代建築の保存） 3)よい建築・まちづくりのための調査研究活動 4)市民・まちづくり・住まいづくり支援活動（公共建築の支援、専門家の派遣他） 5)次世代育成活動（子ども向けや学生向けのセミナーやコンクール） 6)国内や国外の地震災害・都市災害等の復興支援活動 7)国際協力・国際連携活動（国際建築家連合の日本支部としての活動他）