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住むまち大阪スタイル人
住まいと暮らしの専門家団体
NPO法人日本ホームインスペクターズ協会近畿エリア部会
現在の日本の住宅価値は、新築住宅として購入した時点が最も高く、中古住宅になったとたんにその価値が15~20%も低下するのが現状です。その後おおよそ10年で半値となり、20年程度でその価値がほぼゼロになるというものです。住宅があたかも耐久消費財のような扱いをされ、いくら投資をしてもそれが価値に反映されることはないのです。これでは所有者の点検やメンテナンスへのモチベーションも高まらず、悪循環をもらたします。価値の落ちない、落ちづらい住宅市場をつくることは、家計に資産をもたらし消費を喚起、年金や社会保障の裏付けともなるという一挙両得の、安定した内需経済の基盤となる政策です。そこで必要な社会的機能がまさに『ホームインスペクション(住宅診断)』であり、それを担うのが『ホームインスペクター(住宅診断士)』です。日本の人と不動産の関係はもちろん、日本経済全体をよくするという使命を帯びるホームインスペクターの育成やスキルアップを目指すのが、2008年に志をもってスタートした当協会の役割です。
『欠陥住宅ではないか?』、『買ったあと、いつごろ、いくらくらいのお金がかかるのか』、『あと何年くらいもつのか』。住宅を購入する際に、『ホームインスペクション(住宅診断)』を利用するケースが増えています。『ホームインスペクション(住宅診断)』とは、住宅の劣化状況、欠陥の有無、改修すべき箇所やその時期、おおよその費用などを見極め、アドバイスを行う専門業務です。目視により屋根、外壁、室内、小屋裏、床下、設備などの状態を診断するのが基本です。ホームインスペクター(住宅診断士)は言わば住宅の『かかりつけのお医者さん』です。『日本ホームインスペクターズ協会』は住宅購入者が安心して住宅を購入できるよう、瑕疵(欠陥)の有無などを診断できる専門家を育成し、住宅流通の透明化・活性化を促すことを目的として2008年に設立されました。公認ホームインスペクターの資格試験や研修、消費者への公開セミナー、建築知識の普及活動を行っています。 2013年4月に日本ホームインスペクターズ協会近畿エリア部会の立ち上げ以降、会員向けの研修例会を2ヶ月に1度、現場実地研修を年に2度行い、専門家としての会員を育成しています。また2014年より近畿エリア部会独自の消費者セミナー(大阪・神戸・京都)を開催し多数の一般消費者の方々にご参会を頂き、ホームインスペクションの関心の高さを実感しています。今後も関西のホームインスペクターの草分け的団体として皆様のお役に立つことができるよう活動して参ります。
  • 代表者
    近畿エリア部会長 松田貞次
  • 連絡先
    072-847-2712
  • E-MAIL
    kansai@jshi.org
  • 会員数
    実務登録認定会員176名(令和2年5月時点)
  • 事務所所在地
    枚方市堂山1-13-10
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