ページの先頭へ
記事のヘッダー
あんじゅ80号特集
古くて新しい長屋。「長屋人ながやびと」に、会いに行こう。

  建て替えを含む再開発が進められるなか、減少傾向にある長屋。しかし近年、長屋で築かれてきた生活文化や住民同士のコミュニティが、見守りのあるまちの暮らしという観点から、新たに見直されています。お洒落に長屋で暮らし、古い木造空間を愛して、周りの人に居場所を提供したり、アートや福祉の力で小さな幸せのおすそ分けをする、そして人々を結びつけて支え合う人たちのことを『長屋人※1』と呼ぶのだそう。今回は、そんな『長屋人』を訪ねました。どんな暮らしが営まれているでしょうか。さあ、長屋暮らしの一面をのぞいてみましょう。

 

※1 オープンナガヤ大阪の発起人、大阪市立大学の藤田忍名誉教授が名付けられました。
オープンナガヤ大阪は、「暮らしびらき」をテーマに大阪にある複数の長屋を一斉にオープンし、現代の社会に順応しつつ現在も暮らし続けている人のナガヤライフを公開するイベントです。長屋の所有者や建築・不動産関係者だけでなく、入居希望者や一般の方に対して、現代の大阪長屋の活用事例と長屋暮らしの魅力を皆さんに伝えることで、大阪長屋への理解や愛着を深めていただくことを目的としています。

寺西長屋の飲食店「旬彩 旨魯」の中庭。かつての間取りをそのまま活かしている。