ページの先頭へ

クリチバ中村ひとし氏シンポジウムの様子

投稿日 2007年7月13日(金)
更新日 2007年7月13日(金)

2007年7月13日(金)17:00~19:00に、「クリチバ(ブラジル)における人に優しい環境都市づくりの実践」を開催しました(クリチバの概要はこちら(当ホームページから離れます))。

講演者は中村ひとし氏(元パラオ州環境・水源庁長官、元クリチバ市環境局長)。

当日の司会進行は、福田知弘准教授(大阪大学)。中村氏と知り合いであり、今回の当センターでのシンポジウムが実現したのも、ひとえに福田先生のおかげである。また、企画から当日までの準備は、同先生とともに、研究室の学生、泉英明氏(ハートビートプラン代表)、飛松由紀子氏(タザック)との協働で行った。

当日のセミナー参加者は、定員100名に対し、180人を超える参加者で、シンポジウムに対する期待の高さを感じた。

ご講演ではクリチバで実践されてきたまちづくりの様子をスライドをみながら、ご説明いただいた。都市計画・環境・福祉・交通・住宅などが密に連携した計画とその実践は、多くの書物で紹介されているが、今回中村ひとし氏の口から直接お話を聞く機会を得て、言葉の使い方が絶妙であることを発見した。計画を一言で伝えるネーミングのすばらしさと、市民にもわかりやすいプレゼン。計画がすばらしくても市民がつかってなんぼ。事業を実施して、市民が使いこなすための工夫は、そういうところにもあると感じた。

後半の質問コーナーでは、30分では収まらない質問の量。しかも、事前に多くの方が知識をもってのぞまれたとわかる中身の濃い質問も多かった。中村氏は時間の許す限り、丁寧にひとつひとつの質問に答えられていた。

セミナー終了後も、参加者の多くは立ち去ることなく中村氏を取り囲み、まちづくりに対する意気込みや疑問を伝える姿も印象的であった。

当日の中村ひとし氏のご講演の様子は、議事録からも伝わってきます。→中村ひとし氏講演記録 

■中村ひとし氏
 (現在はブラジリア再生のアドバイスも行っているという)

■参加者は、学生、行政マン、建築都市計画の専門家など
 幅広い職種・年齢層が

■質問コーナー
 (予め質問を付箋紙にはってもらい、グルーピングする)