ページの先頭へ

寺川政司氏「カンボジアの住まいまちづくり」

投稿日 2007年2月18日(日)
更新日 2007年2月18日(日)

 世界の住まいまちづくり セミナー2:カンボジア編
~生きぬくために!コミュニティパワーでつくられるまち~
                     

日時:2007年2月18日(日) 14:00~16:00
講演者:寺川政司(都市計画プランナー)

 

 景観、住宅政策、都市計画などのまちづくりのヒントとなる世界の事例をスライドを見ながら学ぼう!ということで始まったセミナーの第2回目。

  今回は、都市計画家・寺川政司氏によるカンボジア編。

 
 カンボジアのイメージといえば、アンコール・ワット。そしてマイナスのイメージとしてはポル・ポト政権下の大虐殺。実はその後のカンボジアの都市化の特長にもポル・ポト政権が少なからず影響しているようです。

 

 今回の講師・寺川政司氏はカンボジアのスラムの再生に際して、専門家として地域に入り一緒に計画をつくった経験をもつ方です。現在もカンボジアなどアジアとの関わりを持ちつつ、わが国において都市計画家として活躍されています。

当日はそんな経験とご専門を生かし、スラム再生の最前線のお話もいただきました。

 

 

講演会の様子

再生前のコミュニティ

 

 

 

  

内容としては、カンボジアの歴史と都市の成り立ちをお話いただいたあと、スラムの再生に際して、住民・周辺関係者・専門家がワークショップなどを重ねながら、計画をつくっていった様子をお話いただきました。また、住民が直接計画にかかわったことでその後のインフラなどの維持管理がスムーズにいっている点、逆にあまりかかわらなかったところがどうなったかなどの比較も行われました。

  最後に専門家として、地域に関わる際どのようなスタンスでのぞもうと考えているかのお話をいただきました。

  質疑応答の時間には、これから住まいまちづくりに関わろうとする若い層から、活発な意見や質問が出されました。
 
 
 当日のセミナーの様子(議事録)はこちら⇒寺川政司氏の講演記録

 

 

屋上コミュニティ

 

 

ワークショップの様子