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大阪市 住まいのガイドブック あんじゅ

リースバックとリバースモーゲージ 概要とその注意点など

リースバックは自宅を売却して家賃を払い住み続ける仕組み、リバースモーゲージは自宅を担保に融資を受けて死亡後に返済する仕組みです。どちらも住まいを活かして資金を得る方法ですが、特徴や注意点を理解したうえで検討することが大切です。

 

教えてくれたのは

CFP認定者
一級ファイナンシャル・プランニング技能士
J-FLEC認定アドバイザー・講師
内宮 慶之さん

 

 “人生100年時代”長生きがリスクになり得る現代において、リースバックとリバースモーゲージは単なる「資金調達」ではなく、“住まいを流動化させて、老後資金を作る”という共通の目的を持ちます。この2つは『相反するもの』ではなく、資産状況やライフステージに応じた使い分けの選択肢と捉えることができます。

 

 

リースバックの注意点

・リースバックは持ち家から賃貸になることから、賃料(家賃)の支払い義務が生じます。その賃料は売却価格の10%が年間賃料の相場となっています。家賃の支払い能力の確認が必要です。

・リースバックの契約上、買戻し特約が付されている場合、売却価格の110%~130%での買戻しが相場となっていることから、 資金的な問題を考慮する必要があります。

・住み続けることができる期間、修繕費や原状回復費用の負担等を、賃貸契約書において確認する必要があります。

 

リバースモーゲージの注意点

・変動金利型の場合、金利が上昇すると毎月の支払利息が増え、家計を圧迫する可能性があります。

・金利上昇によって、最終的に元本と利息の合計が担保評価額を上回るリスクがあります。

・不動産価格が下落すると、融資限度額が減額されたり、将来的に担保価値が不足して追加返済を求められたりする可能性があります。

・利用できる物件の種類(例:マンションは不可)や所在地(例:主要都市のみ)に金融機関ごとの制約があるため、希望の物件が対象外となる場合があります。

 

 リースバックもリバースモーゲージも、うまく使えば心強い選択肢になります。しかし、メリットだけでなく、将来の変化やリスクもきちんと見ておくことが大切です。大切な住まいに関わる選択だからこそ、焦らず慎重に。不安がある際には、専門家への相談も検討しましょう。