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大阪市 住まいのガイドブック あんじゅ

ぼくも、わたしも、 つい作ってみたくなる! 企画展コラボ企画 ミニおうち作り体験ワークショップ

企画展コラボ企画

「掌の建築展」橋爪紳也+遠藤秀平 建築ミニチュアコレクション(7/10~8/29)のコラボ企画として“ミニおうち作り体験”ワークショップを同時開催しました。

限定50名のところ延べ311名の参加があり、「お家を作るのが難しかった。一番楽しかったのは屋根貼りです。また来たいです!」「自分の好きな家が作れた。すごく時間もかかったけど楽しかった。」など、たくさんの声をいただきました。

実はこのワークショップ。住まい情報センター(以下センター)が2013年度から実施している「住教育(じゅうきょういく)」の一つの試みなのをご存じでしょうか。

 

1.7つの円形の土地(町)を合体させれば都市づくりも体験できる(4階住情報プラザ)
 2.ミニおうち作り体験”の様子 
3.段ボールで制作した「すまじょーくんハウス」。
現在感染症拡大防止の観点から、「すまじょーくんハウス」の中での体験は中止。
4.5.子ども建築家の作品

「住教育」の試み〜家づくり、町づくり、都市づくりへ〜

住まい情報センターでは、次世代の暮らしを担う子どもたちに、住まい・町づくりの学習の機会をつくっています。

幼少期から住まいについて学べるように、親しみのあるセンターのゆるキャラ〝すまじょーくん〞からヒントを得た「すまじょーくんハウス(1.5㎥の段ボール立体造形)」を制作。

子どもの学びを刺激する仕掛けづくり「7つの体験」を行ってきました。子どもたちは「すまじょーくんハウス」を見るなり、吸い込まれていくかのように等身大模型の中に入って屋内レイアウトを考えたり、ミニおうち作り体験の模型を手に取っては黙々と創作を行っています。

これまで創作された模型は累計約2300個に及びます。個々の模型を、円形の土地に配置すれば〝町〞ができ、町並み景観や隣地について考える〝町づくり〞への展開も可能です。

2017年には、高等学校の家庭科授業で「住まい環境と防災」を考える教材として活用されました。このような地道な取り組みは教育機関との連携にも繋がっています。

ここで展開する「住教育」の試みは、小さな家づくりから町づくりへと発展し、それが都市づくりへと繋がっていくことを子どもたちが自然と気づき学ぶことを期待する取り組みなのです。

 

各種プログラムを体験してみませんか!

この〝ミニおうち作り体験〞は、百分の一の縮尺で制作した紙の家の模型を使って、屋根や壁の色など外観をデザインすることができます。

今回のテーマは「海に浮かぶおうち」舟の上にお家をつくりました。〝私のおうち〞〝私のお店〞〝高層マンション〞〝施設〞など定期的にテーマを変えているため、子どもから大人までが楽しめるプログラムになっています。

センター4階住情報プラザにコーナーを設けており、恒常的に体験できるようになっています。

体験の様子はインスタグラムやフェイスブックで配信。フォローして「住まい学習プログラム」を応援しませんか。

 

また、8階ミュージアムでは、〝謎解き体験〞プログラムを実施しています。〝動物探し〞〝夏のしつらい〞〝くらしの知恵〞など様々な切り口で楽しく館内探検ができます全問正解でミュージアムオリジナルステッカーがもらえる仕組みになっており、こちらも子どもから大人まで参加できる企画として人気が高くなっています。

是非一度チャレンジしてみてください。

大阪くらしの今昔館まなび プログラムはこちら

大阪市立住まい情報センター 水野なおみ(相談担当、建築士)

大阪市立住まいのミュージアム 玉井明子(広報・プロモーション担当)