ページの先頭へ
大阪市 住まいのガイドブック あんじゅ

外装のメンテナンスを考えよう ― 外壁・屋根 ―

コロナ禍でお家で過ごす時間が多い中、インテリアやリフォームについて考えている方も多いのではないでしょうか。

住まいを快適に保つためには、内部のメンテナンスだけではなく、「外装」と言われる、外壁や屋根にも気を配る必要があります。

 

自然災害による建物被害

2018年の台風21号が広範囲に被害をもたらしたことは記憶に新しいですが、住まい情報センターへも建物被害への応急措置や改修依頼先の問い合わせが多く寄せられました。

損壊した住まいの調査や補修については、住宅メーカーや工務店に依頼します。

工務店等は補修に必要な分野の職人を手配しますが、大規模な台風発生時や地震による補修工事が立て込むと、対応できない状況になります。

そのため、突発的な調査や修理工事の対応は遅れてしまいます。

かかりつけ医をもつように日頃から工務店やリフォーム業者とよい関係を築いておくことが大切です。

 

日頃からのメンテナンスの重要性

「雨漏りをしているのはわかっていたが、放っておいた」など、災害で被害の大きかったものの中には「日頃の手入れをしていなかった家」が少なくありません。

住まいにも築年数や建築工法、仕様、建材などに応じた手入れが必要です。

適切な時期に、また、不具合を見つけたら早期手当をして将来の劣化や被害を抑える準備が必要です。

 

維持管理費の予算を考えよう

住まいを適切に維持管理するために、修理内容や修理時期に応じた予算を考えましょう(ページ上部図表参照)。

家の構造、屋根や外壁の形状・仕上げ、バルコニーや外部建具の仕様(材料、施工方法)によってメンテナンス費用が異なります。

住宅メーカーや工務店によく相談することも大事です。地震や台風などの風水害は今後も発生します。

住まいにかかわる保険(火災保険や地震保険)にも忘れず加入しておきましょう。

 

住まい情報センターでは専門家による建築相談を受け付けしています。まずはご相談ください。

相談ページへ

 

監修 鈴森素子(NPO法人住宅長期保証支援センター理事長)

 

~ご注意~

住宅の外壁塗装に対する補助金についての問い合わせが多数寄せられておりますが、大阪市にはそのような補助制度はありません。