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大阪市 住まいのガイドブック あんじゅ

10階展望フロア 9階常設展示室

大坂町三丁目の入り口、木戸門からの眺め。両側に商家や町会所が並び、右奥には火の見櫓が見える。
ここをたくさんの人が行き来する様子は圧巻。

 江戸時代、天保年間(1830年代)の大坂の町を実物大で再現。
10階展望フロアから9階展示室を一望したあと、架空の町「大坂町三丁目」へ。
中央の通りにはさまざまな商家や会所が建ち並び、路地の奥には裏長屋などもある。
 商品や生活道具、1日の時間の変化、夏祭りの飾り※や演出などによる季節の変化など空間全体で当時の暮らしを体感できる。

※4月中旬から8月にかけて

 

大坂町三丁目の住人になったつもりで

 今昔館は、小さいながらも見どころが盛りだくさんの博物館です。
建物や都市空間で人びとがどのように暮らしてきたのかを、様々な展示を通して体感することができます。

 最初の見どころは、天保山ができた時代、天下の台所として賑わっていた頃の大坂の町が一望できる10階展望フロアからの眺め。瓦屋根、物干し台、路地を歩く人びとなど、ビルの中とは思えない風景が広がります。
 9階に移り木戸門(入り口)をくぐると、江戸時代にタイムトラベルした気分を味わえます。1日の変化を音と光で演出しています。
 おすすめは着物を着ての来館です。住人になったつもりで歩いてみてください。着物姿の来館者が歩いていると、本当に江戸時代のまちに行ったような気持ちになります。

 

引き札や町家ツアーでより深く
唐物屋の中には中国製の花瓶、孔雀の羽根など異国情緒あふれる様々なものが並ぶ。
かまどがある薬屋の台所

 江戸時代の町並みは、膨大な史料に基づいて緻密に再現しています。

例えば、異国のものを売る唐物屋。店先に並ぶ数々の商品は、江戸時代に編纂された名所案内に描かれた絵を参考に古道具屋などから集めたもの。
 他にも、かまどがある薬屋の台所は、煙で壁がどう煤けるかを調査して再現するなど、細部にもとことんこだわった展示です。

 

 より深く学びたいという方は各所に設置した引き札(解説文)、音声ガイド※をご利用ください。日曜日にはボランティア「町家衆」による町家ツアー※も開催しています。
※音声ガイドは有料。町家ツアーは無料。


 初めての方は雰囲気を楽しみ、2度目は町家ツアーに参加、3度目はさらに細かいところまで見る、春夏は天神祭、秋冬は商家の賑わいに展示のしつらいが替わるので……と、何度来ていただいても発見がある常設展示です。
 

 

再オープンに合わせて9階では、

 

町家・町並みの補修を実施!

・町並み模型の様々な箇所を直しました( 町通りや路地の路面・町家の前栽(樹木)など)

・町家の瓦屋根や傷んだ木部の補修と畳の表替えをしました

 

観覧サービスを向上!

・「風呂屋シアター」の映像が新しくなりました

・二次元バーコード解説(4か国語解説)を導入しました

・入館者に先着でプレゼントを用意しています 

江戸時代のまちを映像で体験できる「風呂屋シアター」。
再オープン後、映像が新しくなります。

 

コラム 
子ども落語で今昔館も繁昌亭もにぎやかに 
笑福亭 學光

しょうふくていがっこ:落語家。徳島県阿南市出身。「子ども落語大会」の立ち上げにかかわり、現在も審査員を務める。

 子どもたちの落語は本当に素晴らしくて毎年楽しみです。今年で17回目、全国の落語好きな子どもが憧れる大会になりました。今昔館で予選をして、選ばれた数名だけが天満天神繁昌亭の舞台に上がります。


 本当は全員を選びたいので、審査は毎回難しい。子どもたちが落語を披露する場が少ないので、大会以外にも今昔館で子ども寄席を定期的に開催できたらみんな喜ぶはず。

 

 落語の舞台は江戸時代が多いので、裏長屋やおくどさんがある今昔館は落語家にとっても勉強になることばかり。

 

  毎年開催する商店街の夏や秋のイベントでもお世話になっているので、再オープンを落語や阿波踊りでお祝いしたい。


 今昔館も繁昌亭もたくさんの人の楽しみや生きがいのある場所になっていけたらいいですね。

第14回子ども落語大会繁昌亭の様子

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