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開催終了

京都御大工頭中井家伝来 茶室起こし絵図展

2003年4月26日(土)〜2003年5月26日(月)

起こし絵図は江戸時代に多く作られた立体的な絵図で、台紙に平面図を描き、その上に立面図や内部の展開図を描いた厚手の紙を貼り合わせたものです。通常は折り畳んでおき、見るときには壁面を起こして模型のように組み立てます。作成目的などの詳しいことは不明ですが、茶室をはじめとする数奇屋建築のものが多く残されています。この展覧会では、こうした茶室の起こし絵図を通じて、日本を代表する建築のひとつ茶室について、その空間構成や魅力などを紹介します。なお、今回展覧する茶室の起こし絵図は、江戸時代に京都御大工頭として畿内及び近江6か国の大工・杣・木挽を支配するとともに、禁裏や幕府関係などの建物の造営に携わっていた中井家に伝来するもので、このたび初めて一般に公開されます。これらは江戸時代中期から後期にかけて作成されたもので、現存しない茶室や、現存するものの形態が異なって古い姿を伝えるものなども含まれており、資料的価値が高いものです。

 

<主な展示品>
・山崎妙喜庵待庵起こし絵図
・高台寺傘亭および時雨亭起こし絵図
・本圀寺方丈茶室起こし絵図
・大徳寺龍光院蜜庵起こし絵図
・伏見奉行屋敷小座敷起こし絵図及び棚・透板の図
・北山鹿苑寺夕佳亭起こし絵図ほか

 

<入館料>
常設展と併せて600円

■茶の文化に関する講演会
日時:平成15年5月11日(日)13:30〜15:00
会場:住まい情報センター5階研修室
講師:村井康彦氏(京都造形芸術大学大学院長・京都市歴史資料館長)
演題:「日本の茶の文化」
定員:60名