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開催終了

世界遺産をつくった大工棟梁 —中井大和守の仕事—

2008年10月11日(土)〜2008年11月9日(日)

江戸時代に幕府の大工頭を務めた中井家は、初代から3代まで代々大和守に任ぜられ、上方にある城郭や寺社建築の設計図面を作成し、建築工事をおこなってきました。中井大和守の建築作品は、京都御所、上賀茂神社、下鴨神社、東寺、清水寺、延暦寺、仁和寺、知恩院、二条城、大阪城、東大寺、長谷寺、高野山などに現存しています。その多くは国宝に指定され、また世界遺産にも登録されています。

大阪くらしの今昔館では、中井家13代当主の中井正知氏と住宅総合研究財団のご協力を得て、中井家に伝来する数千点の資料を整理してきました。本展覧会では、中井大和守の建築作品をとりあげ、当時の建築設計図(指図)や歴代の肖像画、鎧などを一堂に展観します。「世界遺産をつくった大工棟梁」中井大和守の仕事ぶりを、ぜひご観賞ください。

<展示構成>
・中井正清(初代)肖像画 中井正知(3代)肖像画 中井家家譜
・諸家書状(大久保長安・福島正則・片桐且元・板倉勝重・小堀政一・春日局)
・建築指図(京都御所・大坂城・江戸城・名古屋城・二条城・水口城・清水寺・知恩院・北野天満宮・方広寺・長谷寺本堂など)
・茶室起こし絵図
・作事関係史料 棟札(長谷寺本堂)
・武術書(稲富流鉄砲伝書・大坪流馬方伝書など) 陣笠 鎧 印鑑など

<主催>
大阪市立住まいのミュージアム
財団法人住宅総合研究財団

<入館料>
企画展のみ300円
企画展+常設展
一般:800円(団体740円)
学生:500円(団体470円)

■シンポジウム
「中井大和守とその時代」
日時:平成20年10月26日(日)13:30〜15:30
講師:
・中井正知氏(中井家当主)
・西 和夫氏(神奈川大学教授)
・谷 直樹(当館館長・大阪市立大学大学院教授)
会場:住まい情報センター3階ホール
定員:240名
聴講無料