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開催終了

なにわの遊・楽 —芝居・祭り・花暦—

2011年4月23日(土)〜2011年5月29日(日)

江戸時代、天下の台所として繁栄したなにわでは町人の間に豊かな生活文化が展開されました。市中各所での年中行事、四季折々に名所旧跡を訪ねる遊山、道頓堀の芝居、そして十日戎や天神祭りに代表される華やかな祭り。庶民から豪商に至るまで、なにわの人々は様々な遊楽を謳歌しました。 本企画展は大坂の居住文化の歴史と魅力を紹介する当館開館10年の節目の展覧会として、なにわの遊楽を美しい錦絵や風俗画、草紙の挿絵などを通して紹介します。

本展では当館の役者絵コレクションの中から上方の人気役者—四代目中村歌右衛門、三代目嵐璃覚—の他、江戸から上方芝居へ出演して人気を博した五代目市川海老蔵、三代目尾上菊五郎などの錦絵を展示するとともに、芝居街道頓堀の賑わいと変遷を風俗画で辿ります。また、近代の大阪画壇で活躍した菅 楯彦(すが たてひこ)の「住吉御田」、生田花朝(いくた かちょう)の「十日戎」、「天神祭」など、大阪の三大祭りの大作を一堂に会して公開します。 この他、年中行事や名所の風景などを前期後期合わせておよそ100点余りを展示し、なにわに花開いた庶民文化の粋(すい)をご鑑賞いただきます。

<展示構成>
3部構成
1部:四季の楽しみと年中行事
2部:なにわの祭礼 十日戎・天神祭・住吉御田
3部:都市の遊興空間 道頓堀の芝居と新町の風俗

<展示内容>
近世大坂の年中行事や町の様子を描いた風俗画、絵本、摺物類。
役者絵、芝居番付、絵尽、屏風。
近代大阪の日本画家(生田花朝・菅楯彦等)による肉筆画。
御迎え人形
金丸座復元CG

<入館料>
企画展のみ300円
企画展+常設展
一般:800円(団体740円)
学生:500円(団体470円)

■記念講演会・落語会
日時:平成23年5月7日(土) 13:00〜15:30
会場:住まい情報センター3階ホール

◆記念講演
講師:肥田晧三氏