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重要文化財「大工頭中井家関係資料」初公開大坂の陣と大坂城・四天王寺・住吉大社の建築世界遺産をつくった大工棟梁—中井大和守の仕事(Ⅱ)

2012年4月20日(金)〜2012年5月20日(日)

中井家は、江戸時代を通して幕府の京都大工頭を世襲した家柄で、初代の正清、2代の正侶、3代後見の正純、3代の正知が大和守に任ぜられた。中井家は、上方(五畿内及び近江の6カ国)における公儀作事、すなわち御所、幕府関係の城郭、代表的な寺社などの建築工事を家職としていた。中井家に伝来する資料には、これらの建物の造営に関する書状、各種の建築指図、配下の大工組織、そして中井家歴代の事績を示す文書などが含まれており、近世建築史を解明する上で、きわめて貴重な資料とされている。

大阪市立住まいのミュージアムでは、平成18年以来、中井家13代目にあたる中井正知氏のご参画を得て、中井家資料の全容解明に取り組み、膨大な資料を分類整理して目録を作成し、中井家資料の学術的な価値を明らかにしてきた。その結果、平成23年6月に「大工頭中井家関係資料」5,195点が国の重要文化財に指定された。

本展覧会は、近世初期の大坂を代表する建造物である大坂城、四天王寺、住吉大社を取り上げ、大坂の陣前後の動向を探るもので、新指定の重要文化財「大工頭中井家関係資料」から関連資料を厳選し、その多くは初めて公開するものである。大坂の近世史及び建築史の解明に大きく貢献するものと考えられる。

なお、本展覧会は、平成20年10月に開催した「世界遺産をつくった大工棟梁—中井大和守の仕事」の続編である。

<主 催> 大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」
<入館料> 企画展のみ300円
      一般:常設展+企画展800円(団体700円)
      学生:常設展+企画展500円(団体400円)

■建築見学会 〜中井家の建築作品探訪〜
◆大阪城コース 4月28日(土)10:30〜16:30
◆四天王寺・住吉大社コース 5月12日(土)10:00〜17:00
◆内容 午前:講義「大工頭中井家の建築作品」・ギャラリートーク(資料解説) 谷 直樹(当館館長・大阪市立大学教授)
午後:現地見学 ツアーガイド:谷 直樹(当館館長)・新谷 昭夫(当館副館長)
◆募集 大阪城コース30名 / 四天王寺・住吉大社コース40名 
◆参加費 各回 2,000円 *企画展入場料、大阪城、四天王寺宝物館その他各施設への入館料は別途お支払いいただきます。
◆みどころ 大阪城コースでは非公開の千貫櫓、焔硝蔵、金蔵の内部を見学。秀吉時代の石垣遺構も間近でみられます。四天王寺・住吉大社コースでは通常公開されていない国宝「七星剣」、「金銅威奈大村骨蔵器」や住吉大社文華館の美術資料・歴史資料を鑑賞。

■講演会「大工頭中井家と大坂の建築」
◆日 時 5月13日(日)午後1時30分より
◆会 場 大阪市立住まい情報センター3階ホール
◆講 師 中井 正知氏(中井家13代目当主)
     谷 直樹(当館館長/大阪市立大学教授)