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開催終了

「商都慕情 −今昔館の宝箱−」

2018年6月16日(土)〜2018年7月8日(日)

「天下の台所」と称された大阪には諸国の物産が集積し、商人は富み栄え、豊かな暮らしを背景に芸術・文化が開花しました。また、「水の都」とも称された大阪は市中に堀川が発達し、多くの橋がかけられました。三大橋と呼ばれた「天満橋」「天神橋」「難波橋」、町人が維持管理した町橋など多種多様な橋があり、魅力ある都市景観を作り出していました。
大阪くらしの今昔館が所蔵する美術品の中には、大阪の景観や、年中行事など、人々の暮らしぶりを描いた絵画が残されています。例えば、「浪花下村店繁栄之図」(佐藤保大筆)は幕末期の松屋(現在の大丸)の店構えと賑わいが、「浪花天神橋図」(菅楯彦筆)には天神橋の上で武家の子ども連れと、天神旗を持った行商人の家族などが行き交う様子などが描かれています。さらに花見や月見など季節の行楽、寺社への参拝、年中行事や祭礼など、古きよき大阪の魅力あふれる街の様子や暮らしぶりを掛軸・絵巻・屏風などの絵画作品を通してご覧ください。

会  場:大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)企画展示室
     〒530-0041 大阪市北区天神橋6丁目4-20 住まい情報センタービル8階
開催時間:午前10時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
入 館 料: 企画展のみ300円
     常設展+企画展   一般800円(団体700円)
             高・大生500円(団体400円)(要学生証提示)
*団体は20名以上 *年間パスポート、大阪周遊パス、キャンパスメンバーズで入場可。
*中学生以下、障がい者手帳等持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明書提示)。
交  通:Osaka Metoro堺筋線・谷町線「天神橋筋六丁目駅」3番出口から直結
     JR大阪環状線「天満」駅から北へ650m


ギャラリートーク
 展示室で歩きながら、簡単な作品解説をします。江戸時代の観光地図をベースにしたワークシートも配布します。展覧会でどのように絵を見たらいいのか分からないという方も、お気軽にご参加ください。
日時:6月30日(土)11:00から30分程度
会場:8F企画展示室内
参加費:無料(企画展の入場料が必要)
参加方法:チケットを購入の上、企画展示室入口にご集合ください。
解説:服部麻衣(学芸員・教育普及担当)