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開催終了

特別展「世界遺産をつくった大工棟梁—中井大和守の建築絵図細見」Architecture Drawings of Master Carpenters:The Family Behind the World Heritage of Japan

2020年2月22日(土)〜2020年4月5日(日)

中井大和守(初代・正清)は、江戸幕府の草創期に、二条城、江戸城、駿府城、名古屋城の天守や御殿をつくった大工棟梁で、元和5年(1619)に没しました。それから400年。中井正清とその子孫の建築作品の多くは火災などで失われましたが、現存するものは国宝や重要文化財に指定され、一部は世界遺産に登録されています。重要文化財「大工棟梁中井家関係資料」(中井正知氏・中井正純氏蔵)の建築絵図は、中井家の建築作品の全容を伝えてくれる貴重な資料です。その内容は、城、武家屋敷、内裏(御所)、寺院、神社、茶室などの建物を網羅し、建物の平面図や立面図だけでなく、儀式図、庭園図、起こし絵図など多彩です。これらの絵図は、破損や老朽化が進んできたので、平成25年(2013)から文化庁の指導監督の下で国庫補助事業として保存修理を行ってきました。この事業は住友財団の助成対象にも選定されました。特別展「世界遺産をつくった大工棟梁—中井大和守の建築絵図細見」は、この修理でよみがえった建築絵図を公開し、同時に中井家資料の修理技法を紹介します。

開館時間:10:00〜17:00(入館は16:30まで)
会場:大阪くらしの今昔館 8階 企画展示室
休館日:毎週火曜日
主催:文化庁、独立行政法人日本芸術文化振興会、大阪市立住まいのミュージアム
入館料:特別展のみ300円、常設展+特別展 一般800円(団体700円)、高・大生500円(団体400円)、団体は20名以上 ※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方(介護者1名含む)、大阪市内在住の65歳以上の方は無料(要証明書原本提示)

【関連イベント】
1.実物大模型「蓑庵」組立工事の見学会 終了しました
解説:阿保昭則氏(大工棟梁・耕木杜代表)、谷直樹(大阪くらしの今昔館館長)
日時:令和2年2月16日(日)〜20日(木)10:30〜12:00
募集人数:各回10名(応募多数の場合は抽選)
申込期間:令和2年1月25(土)〜2月5日(水)必着
場所:大阪くらしの今昔館(詳細は参加証等でお知らせします)
参加費:各回2,000円

2.講演会 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、中止することになりました
「大修理?建築絵図ビフォーアフター 文化財をよみがえらせる日本の修理技術」
講師:坂田雅之氏・坂田さとこ氏(坂田墨珠堂)
谷直樹(大阪くらしの今昔館館長)
日時:令和2年3月7日(土)13:00〜15:00(12:30開場)
定員:150名(定員に達し次第締め切ります)
申込期間:令和2年1月25(土)〜3月3日(火)
場所:大阪市立住まい情報センター 3階ホール
参加費:300円