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開催終了

大工頭中井家伝来 茶室起こし絵図展

2021年11月19日(金)〜2022年1月16日(日)

わびの造形を極限にまでつきつめた草庵風茶室、それを書院にもちこみ洗練させた数寄屋風書院。いずれも現在の和室の原点とされています。本展覧会は、そうした茶室と数寄屋を、江戸時代の大工の手になる紙の建築模型「起こし絵図」によって紹介します。出品作品は、徳川幕府の京都大工頭として活躍した中井家に伝来したもので、国の重要文化財に指定されています(中井正知氏・中井正純氏蔵)。日本を代表する茶室、妙喜庵「待庵」、大徳寺龍光院「密庵」、大徳寺孤篷庵「忘筌」、大徳寺真珠庵「庭玉軒」や、現在は失われてしまった幻の茶室の「起こし絵図」も含まれています。同時に展示する茶室「蓑庵」(大徳寺玉林院・重要文化財)の実物大模型(公益財団法人 竹中大工道具館蔵)と併せて、茶室と数寄屋の魅力をご堪能ください。

開館時間:10時~17時(入館は16時30分まで)
閉館日 :火曜日(但し11/23祝は開館)、年末年始(12/28~1/4) 


会  場:大阪市立住まいのミュージアム(大阪くらしの今昔館)企画展示室
     〒530-0041 大阪市北区天神橋6丁目4-20 住まい情報センタービル8階

入館料 :(8階常設展示室の入場料を含む)
     一般4 0 0円(団体3 0 0円)
     高校生・大学生3 0 0円(団体2 0 0円)(要学生証提示)
     (注)団体は2 0名以上
     大阪周遊パスでもご入場いただけます。
     中学生以下、障がい者手帳等持参者(介護者1名を含む)、大阪市内在住の6 5歳以

     上の方は無料です。(要証明書提示)

交  通:地下鉄堺筋線・谷町線、阪急電鉄「天神橋筋六丁目」駅3番出口から直結、JR大阪環

     状線「天満」駅から北へ650m

 

【特別展関連講演会のご案内】

※何れの講演会も令和3年10月1日より募集を開始します。

 

講演会① ※本講演会は終了しました。

開催日:令和3年11月23日(火・祝)

◆中井家本「茶室起こし絵図」の建築史的価値(谷直樹氏/大阪くらしの今昔館前館長・大阪市立大学名誉教授

◆「茶室起こし絵図」の保存修理(坂田さとこ氏/㊑坂田墨珠堂代表取締役

詳しくはこちら

 

講演会② ※本講演会は終了しました。

開催日: 令和3年12月25日(土)

◆数寄大名小堀遠州と大工頭中井大和守(谷直樹氏/前出)

◆大徳寺塔頭玉林院の茶室「蓑庵」と牌堂「南明庵」の建築にみる大工の技ー数寄屋大工と堂宮大工の協働ー(日向進氏/京都工芸繊維大学名誉教授

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【図録販売のご案内】

特別展図録「茶室起こし絵図」1500円(税込)を発行しました。

ご購入希望の方はこちら